『天界に咲く花』ってどんな花??

  玄関で子ども達のお迎えをしています。すると、田んぼの畔に咲く彼岸花を見つけました。昨日も立っていたのに全く気が付きませんでした。

 調べてみると、彼岸花は、1日に10cm近くも茎を伸ばし、瞬く間に50cm位になり、あの真っ赤な花を咲かせる不思議な花だと書いてありました。

 彼岸花の別名は、『曼殊沙華 (まんじゅしゃげ)』 これは、仏教の経典からきているようで、『天界に咲く花』 「おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくる」という意味だそうで、何かいいことが起こりそうな素敵な名前でもあります。

 しかし、私の住むあたりは、『舌まがり』と言って、「茎から出る汁を絶対に舐めてはいけない。ひとたび舐めたら、舌が曲がってしゃべられなくなる」と厳しく戒められていました。

 そんな戒めなのでしょうか。この花は、別名、葬式花(そうしきばな)、墓花(はかばな)、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、蛇花(へびのはな)などあやしい名前がそれぞれの地方にあり、その数は全国で1000とも言われているそうです。

 花言葉は、「情熱」 「悲しい思い出」 「独立」 「再会」 「あきらめ」。良いような悪いような不思議な花ことばに感じます。

 でも、みどりの畔の中に凛として咲く赤い花。私は嫌いではありません。皆さんはどうですか?

                     吉田園長