カエル は かえる

鳥取県では、県のめざす幼児の姿「遊びきる子ども」を目指し、子どもたちの「体力の向上」「感性」「探究心」「集中力」「自ら考える力」などを育成する場の一つとして鳥取県の豊かな自然を活用し、自然体験活動を行う保育所、幼稚園等の施設に対し、『とっとり自然保育認証園』として認証し、その活動を支援しています。

認証を受けた園は、令和5年3月現在で39園となっています。(鳥取県HPより)

 

賀茂保育園も、この指定を受け、三朝町の豊かな自然の中で、たくさんの活動を通しながら、生きる力を養う保育を実践しています。

先日、園児たちが手洗い場のタライをにぎやかに囲んでいました。そっと近づくと、タライにはカエルがいました。

「これなにカエル?」

「アマガエルだよ。」

「アマガエルなら、ミドリじゃないの?これ灰色だけど・・。」

「園長先生。カエルはおる場所でからだの色を変えるだーよ。」

「ああ~。そうですか。初めて知った。」

夢中になっている園児の邪魔をしてはいけないと思い、少し離れて見守っていました。するとひとりの園児が

「さあ、後片付けしよう。カエルさんも返してあげよう・・。」

そう言ってカエルをつかみ、草むらにそっと返してあげました。

 

カエルと遊ぶのは、園児たちには日常にある活動でしょうが、カエルの擬態を知っていること。また、『カエルさんも返してあげよう・・』という優しい心が育っていること・・・。うれしくなりました。

さすが、『とっとり自然保育認証園』   すご~~い。

                         吉田園長